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【あらすじ】讃岐の生駒藩に不穏な気配ありとして調べる十兵衛(村上弘明)。戸田勘解由(松重豊)の軍資金集めに協力する禅正(中村有士)と止めさせようとする左兵衛(伊吹吾郎)。
その動きを口実に生駒を取り潰そうとする幕府。疑問を持った十兵衛は左兵衛に協力を申し出るが断られる。軍資金運び出しを途中で止めさせ、禅正と勘解由の密書を焼く十兵衛。
しかし左兵衛は、十兵衛に失態を知られたとして勝負を挑んで来る。
【感想】○
悪者は勘解由の一派だけであるのに、関係した者すべてを葬ろうとする幕府のやり方に疑問を持ち、嫌悪感すら抱いてしまう十兵衛。しかも何も悪くはない左兵衛が自分の剣の犠牲者となってしまう。
十兵衛の使命と心、避けられない斬り合いの行為は筋道が通らなくなり、矛盾だらけとなっていく様子が前回あたりから描かれ出す。無頼の強さを誇る十兵衛の剣をもってしても解決できない人の心。そして自分の心。
十兵衛と心を通わせながらも勝負を挑む左兵衛、十兵衛殺害を命じられながらも心惹かれてしまうかえで、十兵衛の行動を非難しながらも付き従うしかない大次郎。心と行動の統一ができないのは十兵衛だけでない。
今回、籠を生駒藩に、鳥を民に、外敵を勘解由に喩えるやり取りがあったが、ちょっと余計。映像だけで十分だった。
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