テレビ批評的視聴記 - 2005/04/08

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2005年04月08日(Fri)▲ページの先頭へ
ふたつのスピカ #10

【あらすじ】宇宙服のサイズ合わせ。チビのアスミに合う宇宙服はなく、特注。しかしその費用が高額で、学校予算全体にも影響が出る。

水中訓練。幼い頃に溺れたアスミは恐怖感が残り、克服するため自主練。またも溺れかけるアスミを助けるマリカ。

予算会議でアスミの退学を提案する佐野先生。否決はされたが、裏工作を頼まれる。

【感想】○
他人へ迷惑を掛けない事を第一とするマリカは、迷惑ばかり掛けてるアスミを毛嫌いしていたが、勉強の他にもアスミがバイトを頑張る姿を知り、アスミを助ける行為に出る回。

一方、他人へ迷惑を掛けない事を楯にアスミの自主退学を目論む佐野先生。ふたつの対比が描かれてた。

会議では佐野案を否決しながらも、裏で事を荒立てず退学に追い込むよう指示する学校上層部。このダークさにちょっとビックリ。大人な世界だ。

小さい方が船外活動で廃棄物に当る確率が低くて有利、っていう説明はどこまで信じて良いのやら。戦車の車高は低いほど被弾率が低くなるので、戦車兵も背の低い人が適してるっていうのは聞いた事あるが。
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その時歴史が動いた:蒙古襲来

【あらすじ】大陸側の視点から見た異説。クビライは最初は礼を尽くして日本との交易を望んでいた。しかしモンゴルと戦っていた南宋ブレーンしか持たない鎌倉幕府は、モンゴルを脅威と決め付け頑なに拒否。クビライは強襲偵察で力を見せ付け降伏を迫るが、またもや日本が拒否。

南宋を滅ぼし、強大な海軍を手に入れたクビライに日本征服の野望が湧き起こる。7700隻、14万人の大兵力で本格上陸の決行前夜、台風により壊滅。

【感想】△
ホントにモンゴル側からだけの視点。交易を受け入れれば蒙古襲来は回避できたかもよ、と主張したかったのだろうけど、交易を選択してもその後も攻められる危険が無いとは限らない。そこがこの説によって「日本が間違った選択をした」と言い切れない説得力の弱い所。

交易をしたら南宋は孤立して滅びが早まるだろうし、大船団はクビライの手に入る。そして交易によって副次的に得た日本の貧弱な軍事力情報を知れば「交易なんてまどろっこしい事しなくても簡単に攻め落とせる」と考えるのは自明の理かと。

情報は得てるから強行偵察の必要も無く、一回目から本格侵攻となって占領される可能性は高いのでは?やっぱり拒否で正しかったと思う。
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運動靴と赤い金魚

【あらすじ】イラン映画。妹の靴を無くした兄。母親は病気で父は稼ぎが少ない。靴は見つからず新しい靴を買う余裕もない。親に内緒にしてもらい学校へは妹と代り番こで登校。 無くなった靴と同じ靴を履いている子を発見した妹。その子の家に行くが、盲目の親の姿を見て何も言わずに帰る。

マラソン大会で三等になると運動靴が貰えると知った兄は、三等を目指して混戦の中ゴールするも一等になってしまう。妹との約束を果たせず帰宅する兄。血豆のできた足を水につけると赤い金魚が寄って来る。

【感想】○
最後、三等になってハッピーエンドかと思いきや、救いの無いラスト。何を伝えたかったのだろう。一度無くしたものは二度と戻らない、正直に白状しない者に幸福は訪れない、などかな。温かい子供の世界を描いているようで結構残酷というかリアルなものを感じた。

イスラム世界にも貧富の差が厳然と存在し、男女が分かれて異なる時間に学校に通う所を上手く取り込んだストーリー。走って登校する日々を重ねたのが災いし、マラソンで一等を獲ってしまう皮肉な結果でしたが、走るシーンの多用がそこに繋がるのか、と納得できる展開に。

運動靴のために先生を泣き落としてマラソンに出場する兄。頑張り過ぎて一等になって泣きそうになる。ひと稼ぎしようと遠くの高級住宅街へ庭作業に出る父。お金を得た代りに乗ってた自転車が壊れ怪我までする。

努力が報われない両者とは対照的に、兄から貰ったシャーペンを落としても、盲目の親の子が拾い戻って来る妹のエピソード。全てはアラーのおぼし召しですか。

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